Portugal
ポルトガルの主要ブドウ品種
産地:ヴィーニョ・ヴェルデ
ヴィーニョ・ヴェルデの主要品種。ヴィーニョ・ヴェルデ南部で栽培され、華やかな果実味や味わいを支える心地よい酸味が特徴のワインを生み出します。
産地:アレンテージョ / ヴィーニョ・ヴェルデ
リンゴとレモンを主体とした、エレガントでミネラルの豊かなブドウ。高い酸味が特徴で清涼感のあるワインを造り出す品種です。
産地:ヴィーニョ・ヴェルデ
ヴィーニョ・ヴェルデ全域とスペイン北西部のガリシア地方リアス・バイシャスで、生産量が増加している良質な品種。果実味はより酸味、ミネラル感が前面に出ており、その独特な芳香は「月桂樹の香り」と表現されます。
産地:ダン
ダン地方で最も一般的に栽培されている品種。収穫量は多くありませんが、優れた白ワイン用品種として定評があり、酸味・果実味のバランスがよく薫り高いワインが造られています。
※キンタ・ドス・ロケスのエンクルザードは、ミネラル香が特徴で、フレンチオークを使用したボリュームのある複雑な味わいです。
産地:バイラーダ、ダン 他
主にバイラーダとダン地域で栽培され、早熟で豊かな酸が特徴。白ワイン、スパークリングワインのブレンド用として使用されることが多い品種です。
産地:バイラーダ、リバテージョ 他
ポルトガルで最も多く栽培される白ワイン品種で、バイラーダではマリアゴメスと呼ばれています。特にリバテージョとバイラーダを中心にポルトガル全域で栽培され、比較的早期に成熟し、応用の効く品種です。フローラルな香りとおだやかな酸味で柑橘系の味わいを楽しめます。バイラーダでは、白ワインの他にスパークリングワインも有名です。
産地:バイラーダ、エストレマドゥラ 他
バイラーダ地方の赤ワインの90%を産する主要品種。厚い果皮が特徴で、濃い色合いで高いレベルのタンニンと酸をワインにもたらします。優れたものは、北イタリアのネッビオーロ種のイメージに近く、長期熟成によりピノ・ノワールに似た風合いを持つといわれています。
※ルイス・パトは、徹底した剪定、低収量、醸造方法の改良により、バガ種の持つ無限の可能性を世に知らしめた、ポルトガル最高のワイナリーです。
産地:ドウロ
濃厚な色調とフローラルでブラックベリーの香りの品種。
堅牢ですが、リッチでアロマの豊かな香りを持つワインが造り出されます。
産地:ドウロ、ダン
スペインのテンプラニーリョと同じ品種で、ポルトガル南部ではアラゴネスと呼ばれています(近くアラゴネスに統一)。滑らかな果実味が特徴で、洗練されたしなやかな味わいを楽しむことができます。ドウロではスティルワインやポートにトウリガナショナルとともに用いられ、トウリガナショナルの濃厚でパワフルな味わいに、滑らかさと気品を与える役割を担っています。
※キンタ・ドス・ロケスのティンタ・ロリスは1996年にダンのバラエタルワインとしてリリースされ注目を浴びました。
産地:ドウロ、バイラーダ、ダン 他
ポルトガルを代表する黒ブドウ品種。ポートワイン用のブドウとしては最も崇拝されている品種で、ポルトガル北部、特にドウロ地方(赤ワインとポートワイン)やダン地方(ダンの全ての赤ワインに少なくとも20%含まれなくてはならない)を中心に栽培されています。一本の樹から収穫できるブドウが少ないため、深い色の非常にタンニンの多い凝縮したワインとなります。
※キンタ・ドス・ロケスのトウリガ・ナショナルは、濃厚なスタイルでスミレの香りとブラックチェリーのような凝縮した果実味が特徴です。
産地:ペニンシュラ・デ・セトゥーバル
ポルトガル南部全体で栽培される品種ですが、セトゥーバルのカステラォンは特別な評価を得ています。
デリケートなアロマ、決して強靭ではありませんが、優しく深く心を揺さぶる味わいを楽しめます。