生産者・ワイナリー紹介

PRODUCER&WINERY

ドメーヌ ランドロン

Domaine Landron

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メーカーサイト: https://domaines-landron.fr/

ジョー・ランドロンとドメーヌ

ふさふさした髭、優しい瞳のジョー・ランドロン。彼が今日のミュスカデに与えた功績の大きさは計り知れない。今や第一級のビオディナミワイン生産者であるジョー・ランドロンはAOCミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌの土地の表現者であり続けることに誇りをもって従事している。

ドメーヌは1945年、ジョー・ランドロンの父ピエールと叔父ジュリアンがミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌの土地3haを開墾し、ブドウ栽培を開始したことに始まる。1950年代~1970年代にかけて畑は拡大し、ドメーヌは整備されていった。1979年、ピエールとジョーの親子は独立してワイナリーを立ち上げ、現在のドメーヌ ランドロンが成立した。1980年代初頭から自社のワインを輸出するようになり、販路はヨーロッパ各国に広がっていった。1990年、ジョー・ランドロンは父親からドメーヌを引き継いだ。そこから妻のジョスリンと共にドメーヌを発展させていく。1980年代からから、ジョーは除草剤使用による畑への悪影響を憂慮し、ビオロジック栽培への転換を模索していた。1999年にビオロジック栽培への転換を開始し、2002年にはドメーヌはビオロジックのECOCERT(エコセール)有機認証を取得した。そこから更にビオディナミに移行して行き、2011年にビオディナミの認証BIODYVIN(ビオディヴァン)を取得するに至った。

ドメーヌの運営は2021年から段階的にジョーの娘のエレーヌと、彼女のパートナーであるニコラ・ショーロワに引き継がれた。

ピエール、ジョー、エレーヌと続く不断の努力の成果は、フランスの代表的なワイン誌「レヴュー・ド・ヴァン・ド・フランス」の2026年版年鑑で、ロワール・ナント地方では最高ランクの2ツ星を獲得したことが証明している。

ビオロジック~ビオディナミの成果

2002年のビオロジック認証収得は、その後のドメーヌ ランドロンの業績を際立たせる第一歩だった。ブドウ畑とセラーでの作業には更なる配慮が行われる。その結果、彼の造るミュスカデは骨格を持ち、個性を強く主張している。そこから常に新たな愛好家を獲得している。

有機栽培の導入による経験とテイスティング、志を同じくするワイン生産者の集まりを通じて、ジョー・ランドロンにとって新たな地平が開かれた。それはリズム、植物と月の循環...。

多くの生産者にビオディナミの指導を行った故ピエール・マッソンの助言により、2005年には畑の耕作にビオディナミが取り入れられるようになり、そのことがワインの味わいのバランスに必然的に寄与して行った。

ドメーヌ ランドロンのミュスカデは、単にブドウ品種ムロン・ド・ブルゴーニュの品種特性や産地の表現に留まらず、生まれ育った場所のアイデンティティも反映したものとなっている。

ドメーヌ ランドロンの畑とワイン造り

広がるブドウ畑の中に立つ貯水塔、ミュスカデのランドマークの様な貯水塔はドメーヌ ランドロンの目印だ。ドメーヌはミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌの中心地のLa Haie-Fouassièreにある。42haあるドメーヌの畑は1993年、土壌により出来上がったワインの個性の違いから3つの区画に大別された。

異なった3つのテロワールは、ビオディナミによる栽培方法で、見事にワインの味わいに表現されている。

1. terroir d’Amphibolite
  アンフィボライト(角閃石)テロワール
  特徴:喉を潤す軽快で爽やかなワイン 若さの象徴

2. terroir de grès sur argile sur les Houx
  レ・ウーの粘土層の上に砂岩のテロワール
  特徴:味わいのバランスに優れ、密度、繊細さ、美しい複雑さ大人のミュスカデ

3. terroir d’Orthogneiss et quartz sur le Fief du Breil et le Clos la Carizière
  フィエフ・ドュ・ブレイユとクロ・ラ・カリジエールのオルトグネス(正片麻岩)と石英のテロワール
  特徴:洗練されたエレガントな味わい

ブドウは全て手摘み収穫で行う。空圧式のプレスを使って全房のまま搾汁、澱引きは行わず、自生酵母による2~3週間のアルコール発酵。内側をガラスコーティングされたコンクリートタンクで澱と共に熟成。熟成期間はキュヴェによって異なる。

新たな試みも常に実施されていて、木樽での熟成、アンフォラの導入、コンクリートタンクでも水平型のタンクの実験等、常に向上心を持って挑戦して行く姿は、ジョーからエレーヌに見事に引き継がれている。