生産者・ワイナリー紹介

PRODUCER&WINERY

ジャン・バブー

Jean Babou

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ジャン・バブー

ジャン・バブーは南仏ラングドック・リムー地区のスパークリングワイン生産者。現在はエメリー シュール・ダルクグループの傘下ではあるがワイン造りは別で独自の個性を保っている。主要な商品はブランケット・ド・リムーAOCのカルテ・ノワールとリムーの伝統を今に伝えるブランケット・メトード・アンセストラルの2品目。

リムー地区の主に石灰粘土質の葡萄園(30ha)で、天体の運行を参考にしたリュット・レゾネ(減農薬栽培)で栽培された平均樹齢45年のモーザック種(少量のシャルドネとシュナン)は手積みで収穫され、圧搾される。
アンセストラルは初絞り(キュヴェ)のみ使用。カルテ・ノワールは初絞りと2番絞りまでを使用、残りは蒸留酒用に回される。ステンレスタンクで一時発酵後、カルテ・ノワールはシャンパン方式で、メトード・アンセストラルはこの地の伝統でそのまま瓶詰めされる。
スパークリング製造工程は女性ワインメーカー セリーヌ・ガスコが細心の注意を払い醸造管理を行っている。

ブランケット・ド・リムー

フランスの南、ラングドック地方に位置するリムーは、14世紀から続くカーニバルで有名な町。その頃、粉屋は、告解火曜日(謝肉祭の最終日)に修道院に税金を納め、ドラジェ(砂糖菓子)と小麦粉を投げながら町中を走り回っていた。今でもリムーのカーニバルは、にぎやかでエネルギッシュなもので、最終日はブランケットを飲んで締めくくる。

ブランケットは、リムーから数キロ北に行ったベネディクト会の修道院で1531年に発見された。ある僧が、偶然、ブランケット・ド・リムーの製造法の秘密を見つけたのである。
丁寧に造られたワインが瓶詰めされ、栓をしていたのに発泡していた。世界で初めての、ブリュットの誕生であった。
現在では、ブランケット・ド・リムーは、フランスで最も古いAOC。
リムーのアペラシオンは、オート・ヴァレ・ド・ロードの41の村に広がっている。この地方は、大西洋の影響のある地中海型の気候に恵まれている。石灰質と小石の多いこの土地は、なだらかな丘が広がり、ブランケット・ド・リムーの製造に使用されるモーザック、シャルドネ、シュナンの3つのセパージュの栽培には好条件である。
ブドウは手摘みで収穫され、圧搾された後、3週間、定温管理の下、発酵させる。春になり、アッサンブラージュした後、瓶詰めされ、2次発酵を促進させるためにリキュール・ド・ティラージュを加える。これによって発泡が起こる。ボトルの中の滓は、ピュピトルに立てられたボトルを毎日回転させるルミュアージュという作業によってボトルの口の部分に集められ、王冠を取った際、中の気圧で滓が飛び出す。コルク栓をする前にどれ位リキュール・デクスペディションを加えるかによって、ブリュット、ドミセック、ドゥーのような味の違いとなる。
ブランケット・メトード・アンセストラルの発酵は、アッサンブラージュや熟成などに頼らない。ブドウの搾汁はアルコール度5~6°まで発酵し、その後、3月の新月の1日前に瓶詰めするとワインは発酵し、最終的にアルコール度6~7°となる。
トラディショナルと呼ばれているブランケットのセパージュは90%モーザック、残り10% はシュナンとシャルドネで、カーヴで9ヶ月熟成される。モーザックというセパージュは余り知られていないが、1960年代にはソーヴィニヨンより生産量が多いブドウであった。
完熟する前に収穫され、酸味のある味は、ブランケット・ド・リムーなどの発泡性ワインに適している。